現行CB1300が既に受注終了、残すはファイナル仕様のみ? さらにCB1000Rと250Rもラスト、今後のCBはどうなる?
モダンカフェのCB1000RとCB250Rもラスト、125と650は存続
現行のCBブランドでは、モダンカフェレーサーのCB-Rシリーズもラインナップされている。2018年に登場したCB1000Rを皮切りに、国内で125、250、650と一大勢力を築いた。しかし、CB1000RとCB250Rが生産終了になるようだ。 CB1000Rは、2世代目CBR1000RR(SC57)ベースの998cc4気筒をスチールフレームに搭載。モダンなデザインが特徴で「ネオスポーツカフェ」を名乗った。間もなく販売店での注文が終了し、7月生産分をもって生産終了になるという。 このフォルムを継承したCB250Rは249cc水冷単気筒DOHC4バルブを搭載。こちらも終売となり、後継機種は設定されないようだ。 ただしCB125RとCB650Rは今後も存続する。水冷単気筒のCB125Rは2024年型でなんと5インチフルカラーTFT液晶メーターを新採用。並列ツインのCB650Rは2024年型でノークラッチでもマニュアルでも走行可能なEクラッチ仕様も登場している。
新たにCBホーネットが登場、1000は発売が遅れている
去りゆくCBに対し、新たに登場してきたのがCBホーネットシリーズだ。日本では250cc直4のホーネット250が有名だったが、欧州ではホーネット900や600が人気を博し、今も知名度が高い。ホーネットの名称は長らく途絶えていたが、久々の復活となった。 旗艦のCB1000ホーネットは、CB1000Rの後継機として位置付けられ、デザインもストリートファイターに一新。エンジンは2017年型CBR1000RR(SC77)譲りの直4にアップデートされ、専用スチールフレーム+両持ちアームの車体に積む。カラー液晶にトラコン、エンブレ制御なども備えるが、抑えた価格も特徴と言われる。 ただし2024年の登場だったが、メイン市場の欧州でも登場が遅れており、国内には年内か、さらに遅くなる可能性もある。 さらにCB750ホーネットも控えている。トランザルプと同じSOHC4バルブの755ccパラツインを搭載し、欧州仕様は91.8PSとハイパワー。激戦区の並列2気筒アッパーミドル市場ながら欧州で高い人気を獲得している1台だ。国内にも登場が噂されており、2025年初頭発売と予想される。
さらに「400」もある? CB400の後継に期待したい
正統派のCB1300、モダンカフェのCB-R系に代わり、今後はストリートファイターのCBホーネット系が台頭していきそうだ。 一方で、ホンダの二輪事業で実質的なトップの加藤稔氏が「400cc」モデルが開発中であることを明言。CB400SF/SBの後継である4気筒かどうかは不明だが、ミドルクラスにも新たなCBが登場することを期待したい。
Webikeプラス編集部