国民・榛葉幹事長「小池氏はジャイアント馬場。見せ方うまい」蓮舫氏は「かじ取りできぬ」
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は14日の記者会見で、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に小池百合子都知事が3選を目指して出馬表明したことについて、「王道」として昭和プロレス界を支えたジャイアント馬場さん(故人)の戦いぶりを連想したと振り返った。榛葉氏は大のプロレスファンで知られる。 【写真8枚】ニュースキャスター時代の小池百合子氏 等 ■リングの真ん中で動かない 立憲民主党を離党した蓮舫参院議員が5月27日に出馬表明し、小池氏は都議会定例会最終日の今月12日に表明した。 榛葉氏は「ジャイアント馬場は王道だから、ゴングが『カーン』となると、すっとリングの真ん中に行く。動かない。そうすると相手選手がジャイアント馬場の周りをウロウロ、ウロウロ回る。見ている人からすると自然に馬場の方が格上だと思ってしまう」と説明した上で「小池氏はジャイアント馬場だね。見せ方がうまい」と語った。相手選手がどの候補に該当するのかは言及しなかった。 その上で、都知事に求められる資質については「問題は政策で、政策を実現する実行力、都議会との関係だ。これが極めて大事になる」と強調した。小池氏の実績については「子育て政策は特に評価が高い。当然100点満点ではない。課題は山積だ」とした。 ■「自民議員もヘラヘラ、ヤジを飛ばす」 蓮舫氏が、「反自民、非小池都政で臨む」などと強調していることについては疑問視した。「首長になろうとする人が、今の与党を全面否定したら、かじ取りはできない。倒すことが目的ではない。その後(任期)4年でどう都政をかじ取りし、好き嫌い関係なく政府・与党と対応していくのか。知事からすると一番大事な所だ」と語った。 榛葉氏は岸田文雄内閣の支持率が低迷する中、首相の退陣を求める声がくすぶる自民党の姿勢に対しても苦言を呈した。「一部の自民もしくは公明党から『首相では戦えない。顔を変えてくれ』という話があるが、今の政治状況、首相の顔を変えて切り抜けられる状況じゃない。それほど、この国は厳しい」と指摘。 「かじ取りを担っている政府や自民は顔面蒼白になっていなければいけないのに、本会議場でニヤニヤへらへら笑いながらヤジを飛ばす。せっかく上がりかけた賃金も分からないよ。危機感を感じる」と語った。
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