共に過ごした時間とともにこなれ感もプラスされ、愛着が湧くアイテムのひとつ

初めて行く街や国はもちろん、何度も通うお気に入りの場所だって、"旅"はいつでもワクワク感を味わわせてくれるもの。そんな旅を快適にしてくれるのが、旅モノ＝旅行用品です。モノメディア「&GP」ではこれまで、数多くの旅モノを紹介してきました。そこで今回、それらの中からオススメアイテムを決めるべく「&GP 旅モノグランプリ」を開催。旅行のエキスパートと編集部の旅好きが厳選した“旅モノ”を10のカテゴリーに分けてご紹介していきます。 【全ての写真を見る】 「&GP旅モノグランプリ2024」選考委員会： 世界5大陸を回った&GP編集長／澤村尚徳 年間50フライト以上をこなすフォトグラファー・ライター／村田尚之氏 航空・旅行アナリストで帝京大学理工学部航空宇宙工学科非常勤講師／鳥海高太朗氏 仕事と映画の聖地巡礼で世界を飛び回るオセアニア好き旅ライター／相川真由美氏 コーヒーの生産地巡りがライフワークの＆GP旅モノ担当／円道秀和

機内持ち込み用としても使える

旅のあれこれが入るバックパックは、いつの時代もトラベラーの強～い味方。 選ぶ時の基準は防犯対策はもちろんのこと、好みのカラーに欲しい機能などもしっかりチェクしたいもの。&GP編集長で世界5大陸を制覇したバックパッカー澤村と旅モノ担当、そして旅のエキスパートたちを交えて、バックパック選びの基本を伝授！　この冬、アナタにベストな新作はどれ？ ＊　　＊　　＊ 村田　LCC（Low Cost Carrier）に乗る時って7kgの壁が厚くて…。バックパックも含め機内持ち込み用のバッグ選びってかなり熟考を要しますよね。 鳥海　僕の場合は、諦めて預けることにしてる。国内線でも泊まりの取材は10～15kgは確実にいくので。手荷物7kgはかなり厳しい。 相川　国内に限らず海外もかなりシビアですよね。 村田　航空券にそもそも預け入れ荷物の代金が入ってないし、海外だと1個あたり35ドルはくだらないから。お財布に優しくない！ 鳥海　大手も例えばエールフランスも運賃形態が低いものだと課金が必要。他にも持ち込みすら有料になるエアラインもあるから、そこはチケット取る際に気を付けて見るかも。 円道　そんな皆さんが気になるバックパックとは？ 鳥海　僕はスーツケースと一体化できるバックパックがいいなと。コトパクシ「Allpa 28L Travel Pack」が気になる。 相川　コトパクシのクレイジーパターン柄「DEL DÍA」というモデルを愛用してますが、クラムシェル型＆ポケット多めで整理しやすくて。時間のない旅先でのタイパがすごくいいんですよ。 鳥海　それとミレストの「STLAKT ラウンドバックパック L」も機内持ち込みならこれで十分のサイズと機能性ですよね。 澤村　仕事カバンとしても優秀で、僕はこれで通勤してます。ショルダーバッグとしても使えるのが便利なのよ。 鳥海　個人的にショルダー派なんですよね。リュックは海外利用時の防犯対策が気になります。実際過去にチャックを開けたままってこともあって…。 澤村　（笑）それって旅あるある。僕はバックパッカーなので絶対にリュック。だからマタドール「Globe Raider 45」がいいな～って。それに昔はガバッと開けるクラムシェルタイプ（のバックパック）がなかったから、新調するとなったら、クラムシェルか上から入れるタイプかを選ぶ時に考えるかも。 相川　クラムシェルタイプならミステリーランチの「ミッションローバー 45」もこなれ感が出せそうですね。 円道　もう少し若かったら、ミステリーランチ一択かも。少々重いけど丈夫で荷物もたっぷり入るから、これひとつで旅に行っちゃう。あと最近よく見かけるのがTHULE「Thule Crossover Backpack 32L Revival」。仕事後に空港へそのまま行ける容量とベストなサイズ感で、日常と旅をシームレスに繋げてくれるから選ばれているのかな。 澤村　個人的に優先したいのがペットボトル問題。荷物を預けた後にクリーンエリアで飲み物買って、手で持つの嫌じゃない!?　だから外側にポケットは必須。 村田　あ～それはわかりますね。 円道　確かに空港であれこれ手持ちしてると紛失の原因にもなりますし、想像以上にペットボトルを入れられるサイドポケット装備って水分補給も含め大事な要素かもしれないですね。