偏差値35から東大に合格した人は、どんな勉強をしていた? 「やる気が出ない」時に効く勉強法
どうしてもやる気が出ない時、東大生はどうする?
誰しも、毎日が絶好調だとは限りませんよね。「勉強やらなくちゃ…」と思っていてもどうしても机に向かえない時だってあると思います。 では、そんな時はどうしたらよいのでしょうか? 東大生も実践していた! 元小学校教師が生徒を見て衝撃を受けた、賢い子を育てる「早寝」習慣 そこで今回は、偏差値35から二浪し、見事東大合格を果たした西岡壱誠さんの著書『東大モチベーション 勉強のやる気がすぐ起きて→ずっと続く方法』(かんき出版)から、どうしてもモチベーションが上がらない時に、寝ながらできる勉強法をご紹介。
続けた人が最後に勝つ
勉強で大切なのは継続することです。 次の2パターンだったら、どっちの勉強のしかたがベターだと思いますか? いずれも、1週間の過ごし方です。 A 勉強「0」が2日間 + 勉強「100」が5日間 B 勉強「30」の日が7日間 答えはBです。 Bのほうが圧倒的に成績は上がります。「継続は力なり」ということわざを聞いたことありますか? これは本当です。とにかく継続した人が勝つのです。
センター試験の過去問をベッドの中で解いてみた
ピアノの話です。 ピアノを弾く人、もしくは習っていた人は、次の言葉を聞いたことがあるでしょう。 「ピアノは、1日練習をサボると、取り戻すのに3日かかる」 1日ピアノに触らない日があると、元の感覚を取り戻すのに3日の練習が必要、という意味です。もちろん、実は違う、みたいなことを言う人もいますし、科学的に正しいかどうかもわかりません。 しかし、ピアノを弾く人が感覚として大切にしているのは、毎日少しでもいいからピアノに触ること、というのは一般的に知られています。 勉強も同じです。勉強「0」の日を作らない。「1」でもいいから進める。 ベッドの中にいるかもしれないけれど、それでも勉強に1ミリでも触れているほうがいいわけです。 実は、この勉強のしかたは、僕の経験から「編み出した」ものです。 僕は受験期に、プレッシャーでぜんぜん勉強できなくなってしまったことがありました。 どうしても机に向かうことができない、向かいたくない。自分でもどうすればいいかわからなくなっていました。 でも、勉強しないと受からないということは頭でわかっていたので、なんとか少しでもやれる方法を考えました。 そこで、ベッドに横になりながらやってみようと思ったわけです。机に向かわずに勉強する方法がある、と考えました。 僕はベッドに横になりながら、とにかくセンター試験(2021年度入試から、「大学入学共通テスト」に変更)の世界史Bの過去問をずっと解いていました。 センター試験は4択問題です。やることは解答番号を丸で囲むだけ。これぐらいはベッドの中でもできました。この方法で、なんとか「落ちた」時期を乗り越えました。 問題を解くことだって、机の前に座らなくてもできます。 どうしても机に向かうことができないとき、まずはベッドの中でできる勉強を試してみましょう。 勉強の動画を探してみてもいいし、参考書で小さめのものを用意してもいいです。 とにかくベッドで寝っ転がりながらでもできるように、準備しましょう!