巨人 キャベージと契約合意発表「とても楽しみ」昨季は3Aでトリプルスリー達成した左の強打者
巨人が18日、前パイレーツのトレイ・キャベージ外野手(27)と契約合意したと発表した。入団会見は来日後に行う予定。 【写真】全身ヨウジヤマモト!巨人投手こだわりの私服ショット キャベージは球団を通じ「ジャイアンツファンのみなさんにお会いできるのが待ち遠しいです。来シーズン、日本でプレーできることをとても楽しみにしています。一緒に、多くの勝利を分かち合いましょう」とコメントした。 1メートル88、92キロの大型野手で、23年7月に大谷(現ドジャース)が当時在籍していたエンゼルスでメジャーデビュー。今年1月にアストロズに移籍し、今季は45試合に出場して打率.209、1本塁打、8打点。11月にパイレーツに移籍していた。 一塁と外野を守れる左の強打者で、マイナーでは23年に3Aで107試合に出場し、打率.306、30本塁打、32盗塁で「トリプルスリー」を達成した。89打点も記録し、打って走れる能力の持ち主だ。 今季の巨人は一塁を主に岡本和が守り、左翼に関しては丸が最多の先発35試合し、今季限りで退団した内野手を本職とするモンテスが29試合で続くなど固定できなかった。阿部監督は守りの野球を掲げてリーグトップのチーム防御率2.49で4年ぶりリーグ優勝に輝いた一方、DeNAとのCSファイナルSでは6試合で計9得点と得点力不足が響く形で敗退した。 オフには阪神から国内FA権を行使していた大山の獲得に動くなど不動の4番・岡本和を支えるポイントゲッターの補強が急務だった。俊足強打の助っ人は補強ポイントに合致。前中日のマルティネスの獲得などで投手陣の補強が進む中、頼もしい大砲も加わる。 ◇トレイ・キャベージ 1997年5月3日生まれ、米国テネシー州出身の27歳。15年ドラフト4巡目でツインズ入団。21年オフにエンゼルスと契約し23年にメジャーデビュー。今季は開幕前にアストロズにトレードされ45試合に出場し、今オフにパイレーツ移籍。メジャー通算67試合で打率.209、2本塁打、15打点、2盗塁。1メートル88、92キロ。右投げ左打ち。