NotebookLMでAIストレス解消!誤った回答を防ぐGoogle新ツールの使い方
ChatGPTをはじめ、GeminiやClaude3.5など、LLM(大規模言語モデル)を搭載したAIの性能は日を追うごとに向上しています。 NotebookLMでAIストレス解消!誤った回答を防ぐGoogle新ツールの使い方 一方で、生成AIを活用する上で避けて避けて通れないのが、ハルシネーションと呼ばれる誤った回答。 しかし、Googleが開発したNotebookLMなら、回答のソースを絞り込むことで、ハルシネーションの発生を極力抑えて活用することができます。 この記事では、NotebookLMの使い方とその魅力の一部を紹介します。
今日のワークハック:NotebookLMで正確なテキストを出力する方法
NotebookLMは、GoogleのマルチモーダルモデルであるGeminiを搭載した、自分だけのAIデータベースが作れるツールです。ユーザーが読み込ませた情報を基に、要約や特定の箇所の抽出を行うことができます。 たとえば、説明書をアップして、質問をすると説明書の中から答えを探してくれるというもの。 NotebookLMの最大の特徴は、Geminiの学習データからではなく、可能な限りユーザーがアップロードした情報源から回答を生成することです。 よって、ハルシネーションの発生を最小限に抑えられます。
テキストから音声ファイル、YouTubeまでアップロード
実際に使ってみることで、NotebookLMの汎用性の高さを感じることができるでしょう。 Googleアカウントがあれば、NotebookLMは無料で使うことができます(2024年9月30日現在)。下記のリンクにアクセスしたら、まずはGoogleアカウントを使ってログインします。 ログイン後、「新しいノートブックを作成する」を選択し情報源となる資料をアップロードします。 すると、Googleドキュメント、スライド、PDF、テキストファイル、Webページなど、様々な形式のファイルをアップロードすることができます。YouTubeも取り込めるのは驚きですね。ただし、有料記事などの一部Webサイトは読み込めません。 回答の精度を検証するための例として、芥川龍之介の『羅生門』の本文をテキストで読み込ませました。 すると、最初にノートブックガイドが作成され、ソースの要約や予想される質問事項が表示されます。チャットボックスにプロンプトを入力すれば、ChatGPTやGeminiを使うように、チャット形式で質問に答えてくれます。 回答の末尾にある数字をクリックすると、画面が2分割され、回答の根拠となる部分のソースが左側に表示されます。読み込ませたソースから答えられない場合は回答できない旨が表示されます。 生成AIなら簡単に答えてくれそうな場所や時代について追加で質問してみましたが、回答されませんでした。ソースの内容に限定して回答を生成していることがわかります。 ただし、何度か試したところ、ユーザーとの会話が不自然にならない程度に、学習データを参考に答えることもありました。