ここ62試合で黒星はたった2つだけ スカローニが作り上げたアルゼンチンの安定感が凄すぎる
南米予選でも7試合で無敗と安定感抜群
強敵ばかりで難しいとされる南米の戦いにおいて、圧巻の戦いを続けるのがリオネル・スカローニ率いるアルゼンチン代表だ。 アルゼンチンは6日に2026ワールドカップ南米予選でチリ代表と対戦し、あっさりと3-0で勝利。現在はFWリオネル・メッシが負傷離脱しているが、スカローニはメッシに頼らずとも勝てるチームを作り上げている。 アルゼンチン代表のここ62試合を振り返っても、黒星はたったの2つだけ。昨年の南米予選ウルグアイ戦(0-2)、そして誰も予想しなかった2022ワールドカップ・カタール大会初戦のサウジアラビア戦(1-2)だ。 今夏のコパ・アメリカも無傷の全勝優勝を果たしており、安定感では現世界最高の代表チームと言えるのではないか。2026ワールドカップへ向けた南米予選もライバルのブラジルが苦戦気味の中、アルゼンチンは7試合を終えて6勝1敗の勝ち点18で首位を走る余裕モードだ。 11ゴール2失点ととにかく手堅いのも特長で、スカローニ体制のアルゼンチンは守備が抜群に安定している。今月の代表戦にはローマFWマティアス・スーレ(21)、マンチェスター・ユナイテッドFWアレハンドロ・ガルナチョ(20)、マルセイユMFバレンティン・カルボーニ(19)、ディエゴ・シメオネの息子であるアトレティコ・マドリードFWジュリアーノ・シメオネ(21)といったフレッシュなアタッカーも招集していて、次世代にもチャンスを与えている。2026年のワールドカップ連覇へ向け、メッシ抜きの攻撃陣を構築していくことも重要だ。 中堅組ではインテルFWラウタロ・マルティネスが絶対のエースとなり、アトレティコへ移籍したFWフリアン・アルバレスも高い決定力と抜群の運動量を誇る。ローマFWパウロ・ディバラも説明不要の才能であり、さすがにこのあたりの人材は豊富だ。 果たしてワールドカップ連覇の夢は実現するのか。今のところスカローニ率いるアルゼンチンが大きく崩れる気配はない。
構成/ザ・ワールド編集部
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