【速報】斎藤知事が責任を認める「法的な面、いまも問題ないと考えるが、不信任案の全会一致可決、結果をもって私の責任」辞職や解散は即答せず
兵庫県議会86人全員が出席して行われた、斎藤元彦知事に対する不信任決議案の採決。86人の全会一致で可決されました。斎藤知事は”自身の責任”について言及しました。 【LIVE】斎藤知事が囲み取材に応じる 86人全員が不信任 この直後、斎藤知事は記者らの取材に応じました。「すべての皆さんに心配をいただかせることになっている、本当に申し訳ない」と話しました。 斎藤知事は重ねて、「兵庫県にとって、どういうことが一番大切か、それを考えながら自身の心に問いながら考えたいと思います。不信任決議案の全会一致可決、結果としてこうなっていることについて、結果をもって私の責任があると思っています」と述べました。 さらに「法的な面も、いまも問題ないと考えていますが、こういった結果になっているということを考えると、結果責任として重いと考える」と述べました。 どのようなタイミングでどのような判断をするのか、については「いま、可決されたところなので、しっかり考えたい」と話して、取材場所をあとにしました。
◆斎藤知事の"長い一日”
2021年8月1日、第53代の兵庫県知事に就任した斎藤元彦氏。 知事としてはじめての記者会見では、「県民の皆さんの大きな負託をもらった。新しい県政、新しい兵庫県をつくっていくことをこれから頑張っていきます。そういう意味でも、第一歩ということになります。」と、これからの任期、4年間を見据えていました。
◆就任から3年と50日 その日が訪れた
きょうは知事就任から3年と50日。9月の県議会が開かれる日です。 午前11時からの本会議を前に、斎藤元彦知事が午前10時ごろ兵庫県庁に登庁し、記者らに対して取材対応しました。 斎藤知事は、「9月議会、まずは補正予算についてしっかり説明させていただく。」と述べました。 そして、不信任案の提出が目前に迫っていることについては、「これから、実際に議会が始まり提出されて審議されるので、しっかり見て、そこから判断したい」と述べました。
◆不信任案の動議 そして討論
午後3時15分ごろ、補正予算案が可決したあとに、最大会派の自民党から、斎藤知事の不信任を話し合う「動議」が出されました。「異議なし」となり、議事日程に、斎藤知事に対する不信任決議案についての審議が追加されました。 午後4時15分から再開された県議会、この席で、斎藤元彦知事に対する不信任決議案が提出されました。 まず自民党県議から提案内容の説明がありました。 戸井田県議は、「自民党、維新の会、公明党、ひょうご県民連合、日本共産党及び無所属議員、すなわち本県議会議員86名一同を代表して、決議案第3号、斎藤元彦知事の不信任事案に対する決議案の提案説明を行います」として、議会一体であることを強調しました。 提案説明を終えると、各会派による討論がはじまりました。 1人目の維新県議は「賛成」の立場で討論しました。徳安議員が討論後に一礼すると、斎藤知事も軽く頷いて一礼しました。 2人目の公明県議は「賛成」の立場で討論しました。越田議員の討論が終わると、斎藤知事はその姿をじっと見つめていました。 3人目のひょうご県民連合の県議は「賛成」の立場で討論しました。迎山議員の討論が終わると、斎藤知事は、軽く一礼しました。 4人目の共産党の県議は「賛成」の立場で討論しました。5人目の無所属の県議は斎藤知事の祖父のエピソードを交えながら「賛成」の討論をしました。 そして最後、6人目の県議も「賛成」の立場。