ＥＶＩＬ（左）に髪の毛を切られる棚橋弘至（写真提供・新日本プロレス）

◆新日本プロレス「Ｒｏａｄ　ｔｏ　ＴＯＫＹＯ　ＤＯＭＥ」（２３日、後楽園ホール）観衆１５０９（札止め） 　新日本プロレスは２３日、後楽園ホールで「Ｒｏａｄ　ｔｏ　ＴＯＫＹＯ　ＤＯＭＥ」を開催した。 　第５試合で１・４東京ドームでランバージャックデスマッチで一騎打ちする棚橋弘至と「Ｈ．Ｏ．Ｔ」のＥＶＩＬが１０人タッグで前哨戦でぶつかった。 　棚橋は、エル・ファンタズモ、矢野通、ボルチン・オレッグ、本間朋晃と組みＥＶＩＬは、成田蓮、高橋裕二郎、ＳＨＯ、金丸義信とタッグ。棚橋とＥＶＩＬが激しくぶつかった一戦は、ファンタズモがサンダーキス’８６で裕二郎から勝利した。 　試合後、勝ち名乗りを上げる棚橋をＥＶＩＬが襲撃。顔面を踏みつけ、ハサミを取り出し棚橋の長髪を切る暴挙に出た、一度は回避した棚橋だったが背後からディック東郷に首を締め上げられると、ＥＶＩＬに右側の頭髪を切られてしまった。マイクを持ったＥＶＩＬは「オイ、棚橋よ！　断髪されて気分はどうだ、オイ？　これだよ、これ！　オレの気分はな、最高だよ、ハッハッハッ！」と高笑い。強烈なブーイングに「やかましいんじゃ、コラッ！　断髪式にお越しのみなさん、愛してま～す！」と挑発すると、棚橋を踏みつけリングを去った。 　バックステージでもＥＶＩＬは「オイ、棚橋よ、次はよぉ、１．４で完全にお前を引退させてから、もう一度正式な断髪式で全部刈ってやるからな！」とドームでの丸刈りを予告した。屈辱の棚橋は「なんでもありのプロレス界でも、やってはいけないこともあって、最低限守らないといけないルールがあって、ＥＶＩＬはその禁を犯した。この代償は高ぇよ。いいか、東京ドームで、引退だけじゃなくて、髪の毛をかける。丸坊主にしてやるよ」と敗者髪切りマッチを宣言した。 　◆１２・２３後楽園全成績 　▼第０試合　１５分１本勝負 ○高橋ヒロム（５分５３秒、逆エビ固め）村島克哉● 　▼第１試合　２０分１本勝負 ○ジェフ・コブ（７分５０秒　、アー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め）ハートリー・ジャクソン● 　▼第２試合　２０分１本勝負 △ケビン・ナイト、ＫＵＳＨＩＤＡ（５分１２秒、無効試合）藤田晃生、ロビー・イーグルス△ 　▼第３試合　２０分１本勝負 △フランシスコ・アキラ、ＴＪＰ（０分４０秒　無効試合）ドリラ・モロニー、クラーク・コナーズ△ 　▼第４試合　３０分１本勝負 マスター・ワト、小島聡、○エル・デスペラード（７分５１秒、ピンチェ・ロコ→片エビ固め）ＴＡＫＡみちのく●、タイチ、ＤＯＵＫＩ 　▼第５試合　３０分１本勝負 本間朋晃、ボルチン・オレッグ、矢野通、○エル・ファンタズモ、棚橋弘至（１２分２７秒、サンダーキス’８６→片エビ固め）金丸義信、ＳＨＯ、高橋裕二郎●、成田蓮、“キング・オブ・ダークネス”ＥＶＩＬ “キング・オブ・ダークネス”ＥＶＩＬ 　▼第６試合　３０分１本勝負 外道、ＳＡＮＡＤＡ、○デビッド・フィンレー（１１分１６秒、オーバーキル→体固め）ＢＵＳＨＩ●、鷹木信悟、辻陽太 　▼第７試合　３０分１本勝負 石井智宏、○海野翔太（２６分３１秒、デスライダー→片エビ固め）大岩陵平●、ザック・セイバーＪｒ．