議会の議決経ずに財産取得、新潟市教育委員会でも…県内で同様の事例相次ぎ市が調査
新潟市教育委員会は12月9日、市議会の議決が必要だったにも関わらず議決を経ずに財産を取得していた事例が1件あったと発表した。2020年度に契約した小学校教師用の教科書と指導書の計約4112万円分で、開会中の12月定例会に追認を得るための議案を提出する。同日開かれた市議会議会運営委員会で報告があった。 【画像】新潟市の位置はこちら 市が購入予定価格4000万円以上の財産を取得する場合は市議会の議決が必要となる。市教委学務課は、教科書などの購入に際して過去の手続きを参照せず、従来と異なる形で契約を進めたことが原因としている。 県内の自治体で同様の事例が相次いで発覚したことを受け、市が2024年11月に過去10年間の全庁の財産取得状況を調査したことで判明した。