バルト海警備、NATO加盟国の参加拡大望む=ポーランド国防相
Barbara Erling Justyna Pawlak [ワルシャワ 11日 ロイター] - ポーランドのコシニャクカミシュ国防相は、同国はロシアの潜在的な脅威を踏まえ、バルト海の警備にあたる北大西洋条約機構(NATO)加盟国の海軍が増えることを望むとロイターとのインタビューで語った。 来年6月にオランダのハーグで開催される次回NATO首脳会議で、地域外からの参加を含め、バルト海警備への幅広い参加を同盟国に求めると述べた。 バルト海警備の重要性は、11月に海底光ケーブル2本が切断されたのをきっかけに表面化。同盟国は意図的な破壊工作を疑っている。 コシニャクカミシュ氏は、同盟国がバルト諸国上空の空域を警備するのと同様、地域外の国も海軍による海上警備に貢献すべきと指摘。「ウクライナとの紛争から遠く離れた国や、ポーランドほど直接的なかかわりがない国も、このように安全保障に貢献すべきだ」と述べた。