商業施設でのテロ災害を想定 消防や警察などが合同訓練 岐阜県北方町
テロ災害を想定した訓練が13日、本巣郡北方町で行われ、消防や警察などがけが人の救助や不審物の処理など手順を確認しました。 北方町のホームセンターで行われた訓練は、買物客や店員を車で跳ね飛ばした犯人役が、刃物を持って暴れた上に不審物をまき散らし、数人が目や喉の痛みを訴えているという想定で行われました。 訓練は岐阜市消防本部をはじめ、県警や県、岐阜市民病院のDMAT=災害派遣医療チームなど計約100人が参加しました。 はじめに、異変を察知したホームセンターの店長が119番通報し、防護服に身を包んだ隊員が倒れているけが人の救助にあたりました。 また、県警と連携した不審物の撤去や体に付着した不審物を水で落とす除染の作業など、万が一に備えて、それぞれの関係機関が連携を確かめていました。 岐阜市消防本部本巣消防署 山中洋一署長 「今後もこのような訓練を実施し、関係機関の皆さまと連携を強化しながら、有事の際には迅速に災害対応ができるように、継続して訓練を実施してまいります。また、地域住民の皆さまの安心、安全を確保するために努力してまいります」 岐阜市消防本部では、2001年のアメリカ同時多発テロを受けて、翌年から毎年、商業施設など大勢の人が利用する場所でテロ災害を想定した訓練を行っています。