フェンシング パリ五輪日本代表 吉村美穂さん 左京消防署1日署長
15日から始まった年末防火運動に合わせて、京都市左京消防署では、パリオリンピックに出場した選手が1日消防署長を務め、火の用心を呼びかけました。1日消防署長を務めたのは、京都市左京区出身でパリオリンピック女子フェンシング日本代表の吉村美穂さんで、左京消防署の中原謙二署長から委嘱状が手渡されました。吉村さんは、パリでメダルには届かなかったものの、東京オリンピックの金メダリストを破るなどの活躍を見せました。吉村さんはハシゴを登る訓練の様子を見守ったり、消防服を着たりするなどの体験をしました。このあと左京消防署の近くのイズミヤ高野店で、午前10時から吉村さんと左京消防署の職員らが店を訪れた買い物客や通行人に火の用心を呼び掛けるクリアファイルやメモ帳を手渡して防火の広報活動を行いました。吉村美穂さんは「冬場は乾燥するし暖房器具も使う。ストーブの近くには燃えやすいものを置かないよう、火の用心を心掛けてほしい」と呼び掛けました。京都市消防局によりますと、市内のことし11月末時点での火災発生件数は238件と、去年より44件増えていて、特に、たばことモバイルバッテリーによる火災が多いということです。