FA権取得の佐野恵太 他球団が高評価で今オフに「争奪戦の可能性」が
打撃フォーム改造に着手
今年は打撃フォーム改造に着手。昨年までは投手に背中の背番号が見えるクローズドスタンスだったが、スクエアスタンスに変更した。 「ダメなシーズンのあとでもありましたし、思い切って新しいことに取り組むには良いチャンスだな、と。僕のクローズドスタンスはここ3年ぐらい、角度が年々きつくなって、打てるボール、打てないボールが自分の中でもはっきりしてきている感覚がありました。打てないボールは打てないと割り切ってきましたけど、(スタンスを変えることで)もしかしたら対応できるようになるかもしれないなって。そういう思いはずっとあったんですけど、やっぱり、変えるのは勇気が必要なことでもあるので」 今季は139試合出場で打率.273、8本塁打、62打点。2年ぶりの打率3割には届かなかったが、主に三番で牧秀悟、オースティン、宮崎敏郎と共に打線を牽引した。 シーズン中には国内FA権を取得。スポーツ紙記者は「内角をさばく技術は天才的ですし、年を重ねても安打を打ち続ける能力がある。FA権を行使すれば、複数球団の争奪戦になる可能性が考えられます」と話す。 野球人生の分岐点になる大きな決断だが、日本シリーズ後には「納得のいく決断をしたい」と熟考する姿勢を示した。果たして、ハマの背番号7の未来は――。 写真=BBM
週刊ベースボール