「ライダー向け最強熱中症対策ギア」35℃の猛暑でも冷感バッチリ“注目のリキッドウインド”の実力は?バイクライターが体験レポート
シンプル&イージーな装着で準備も楽々
システムの準備や装着もシンプル、まず冷却水を入れた保冷ボトルキットを腰に固定して、ベストに内蔵された送水チューブのジョイントを保冷ボトルに繋いで、バイクライド用のメッシュジャケットを着用(*走行風を取り込むことで冷却効果を得られることからアウターにはメッシュジャケットが必須)、後は保冷ボトルキットのスイッチを入れれば送水可能となる。
実際にツーリングライドで試してみた
リキッドウインドの実力はいかほどかと実際に着用してツーリングへと出かけてみた。撮影当時の最高気温は35°と絶好?の猛暑日。冷蔵庫で冷やした専用冷却水を保冷ボトルに入れ、さらにボトル内に保冷ボトル専用冷却パックも追加した。 吸汗・速乾に優れるTシャツの上にベストを羽織り、その上に通気性の良いメッシュジャケットを着用して準備は完了。保冷ボトルキット上部のスイッチを押して、送水方法(手動もしくは自動)を選ぶ。手動の場合はスイッチを押すと首元から専用冷却水が5ml流れ、自動の場合は5分ごとに専用冷却水5mlが流れるという仕組み。 走行風を受けない状態だとシンプルに専用冷却水が首元に流れて一瞬ヒヤッとするだけだが、これがTシャツに染み込んでバイクライドによる走行風を受けると胸部と背中部分に冷気を感じ、体をクールダウンしてくれる。最初の5mlでは少々冷たさは感じにくかったので、スイッチを何度かプッシュして冷却水を多めにTシャツに染み込ませてみると冷却効果をしっかりと感じることができた。専用の送水ベストも粗めのメッシュ仕立てで通気性に優れ、冷却水によってTシャツは濡れるが外気温と走行風でしばらくすると乾き、さらに冷却水に含まれる消臭成分によって、汗の匂いも抑えてくれるのも嬉しいところ。 保冷ボトルには300mlの専用冷却水を入れることができ、送水頻度を極度に高めなければ1日程度のツーリングであれば十分使える。ファンを搭載したものやホースを服内に張り巡らせて冷却水を循環させるものとは異なる、直接的な冷感とクールダウンを得ることができるのがリキッドウインドの特徴。 もちろん、あくまでもこのアイテムは暑い日のバイクライドをサポートするものであり、水分補給や休憩は絶対に必要。ただこれを上手に活用することで、夏場のバイクライドをスマートに楽しむことができる、そんなアイテムとなっている。ちなみに専用冷却水の代わりに普通の冷水(*雑菌が増え、生乾き臭に繋がるのでメーカーは推奨していない)を使ってみたが、やはり専用冷却水のほうが冷感度は優れ、また送水ベストの下に着るインナーに関しても、一般的なTシャツではなく吸汗・速乾、また濡れることで冷感効果を発揮するインナーを活用したほうが、より効果的に機能するのでオススメしたい。 TAICHI LIQUID WIND リキッドウインド 保冷ボトルキット(電動) 価格:¥9,900(税込) リキッドウインド 送水クールベスト 価格:¥9,350(税込) ギャッツビー リキッドウインドウォーター 価格:¥660(税込) リキッドウインド保冷ボトル専用冷却パック 価格:¥660(税込) 取材・文/安室淳一 写真提供/RSタイチ
MonoMaxWeb編集部
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