2023年冬のボーナス、金額は「20万円~40万円未満」が最多!? 使いみちは「貯金・預金」が10年連続でトップに
会社員として働いていると、勤め先企業によってはボーナスを受け取れます。給与とは別に受け取れるボーナスは、多くの人にとってうれしいものであり、受け取る前から使いみちを検討している人も多いでしょう。 今回は、2023年冬のボーナスの傾向についてみてみます。また、ボーナスの使いみちのなかでも預貯金にフォーカスし、預貯金する人の割合や目的なども紹介します。
2023年冬のボーナス金額はどのくらい?
ポイントサービス「Ponta」を運営する株式会社ロイヤリティマーケティングは、「第59回 Ponta消費意識調査」を実施しました。同調査では、2023年冬のボーナスの支給金額を「20万円~40万円未満」と回答した人が22.7%と、最も多くなっています。 それに、21.0%で「20万円未満」、20.6%で「40万円~60万円未満」が続く結果となりました。全体の60%強が60万円未満となっています。これらには、まだ金額が確定していない人(世帯)の想定金額が含まれている点には注意が必要です。
冬のボーナスを預貯金する人の割合は減少傾向
2023年冬のボーナスの使いみちを質問したところ、最も多かった回答は34.5%で「貯金・預金」でした。冬のボーナスの使いみちは10年連続で預貯金がトップとなっていますが、割合は年々減少しています。 その代わりに突出して増えているといえる使いみちは特になく、2022年冬のボーナスの具体的な使いみちと比較すると「外食」や「株式」などが若干増えている程度です。一方で「支給されない・分からない」の割合は増えているので、預貯金に回すかどうか以前に、ボーナスを受け取れないと想定している人も少なくないといえるでしょう。 ・貯金や預金の割合と目的 2023年冬のボーナスを受け取れ、使いみちで預貯金を選んだ人のうち31.2%が、ボーナス全体の「75%以上」の金額を預貯金へと回すと回答しています。これは、2022年の28.9%を上回る結果です。続いて、29.0%の人が「25~50%未満」を預貯金へと回すと回答しました。 「50~75%未満」と回答した人は23.1%となっており、いずれも、2022年よりも減っています。ボーナスを預貯金する人の割合は減っているものの、預貯金へ回す割合は増加傾向にあるといえるでしょう。 また、ボーナスを預貯金へと回す人のうち、すでにその目的が決まっている人の59.5%が「老後の生活への備え」と回答しています。それに、45.3%で「将来の消費への備え(住宅購入、子供の学費など)」、33.3%で「収入の変化への備え」と続きました。将来のためにボーナスを預貯金に回す人が多いといえます。