石川・奥能登の国道249号が年内に全線開通へ、能登半島地震と大雨で被害…復興の加速に期待
1月の能登半島地震や9月の大雨により一部区間で通行止めが続いている石川県奥能登地方の国道249号について、中野国土交通相は19日の閣議後記者会見で、年内に珠洲市や輪島市の通行止め地点に迂回(うかい)路などが整備され、通行が可能になる見通しだと明らかにした。一部区間は緊急車両や地元住民の車に限られるが、全線が通行できるようになり、復旧や復興の加速につながると期待される。
国土交通省によると、大雨の影響で土砂崩れが起きた中屋トンネル(輪島市)は、復旧に時間がかかることから、県道などを迂回路に使う。地震で崩落し通行止めの大谷トンネル(珠洲市)は、すでに県道などを迂回路に活用している。
地震による土砂崩れで通行止めとなっている海岸沿いの2か所(珠洲市と輪島市)は、隆起した海岸部に新たな道路を整備し、間もなく開通となる見通しだ。