「座りっぱなし」には喫煙と同じくらいリスクがあった!? 長時間座り続けることが体に与える影響とは
何年も前から、「座りっぱなし」は喫煙と同程度のリスクがあると言われている。 一日中座りっぱなしの状態は、心疾患や2型糖尿病といった健康上のリスクと関連しているだけでなく、筋力や運動能力の低下にもつながることがある。とはいえ、デスクワークをしている人にとってこの状態を避けるのは非常に難しい。 【動画】運動不足も解消!効果的なトレーニングの方法 そんな人たちのために、ここでは座りっぱなしが筋肉や関節に与える悪影響をプロのアドバイスとともに紹介。 ※本記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。
「座りっぱなし」が体に与える影響とは
座りっぱなしは、前述した健康リスクだけでなく、筋肉や関節にも悪影響を及ぼしている。カリフォルニア州で活動する認定パーソナルトレーナーのテイラー・ビーブは、「一日中座っている人は、特にパソコンと向き合っている場合、股関節が屈曲した状態になっています」「これにより、特に体の前側の股関節が硬くなってしまうのです」と語る。 彼女はさらに、パソコンの画面に向かって前かがみになっていると、背中や肩が前に丸まってしまうリスクも高まると話す。「それを解消するためには、背骨を本来の位置に戻し、股関節を伸展させるエクササイズをする必要があります」