緑に囲まれたコンパクトな暮らしとコミュニティ エムズアソシエイツ、新しい分譲住宅を構想
住宅設計・施工のエムズアソシエイツ(岐阜市芋島、松原保嗣社長)は、本社近くに新規分譲地を確保し、緑に囲まれた住まいをコンセプトに掲げ、新しい分譲住宅の形を構想している。防災機能を備えた共有スペースを設け、小さなコミュニティーで暮らす日常を提案したい考え。 一般的な分譲地は経済合理性を優先し、価格面のメリットを強調したものが多いため、差別化を図る。多様化する住空間のニーズを意識し、新しい分譲コンセプトを打ち出した。 新規分譲地の「エムズタウン芋島」は4区画を計画し、コンパクトな住まいを想定する。分譲地一体で植栽を行い、自然環境や景観に配慮する。雨水の貯水タンクを整備し、住人が集える共有スペースには生活インフラが断絶した時に備える防災機能を設ける。 まずは2棟が完成した長森南小学校(同市切通)近くにある分譲地の残り1区画の販売に力を入れ、構想のイメージを見える形にすることで、新規分譲地の提案に弾みを付ける考え。松原社長は「町並み的にもすてきな景観だと感じてもらえるようなまちづくりに関わっていきたい」と意気込む。
岐阜新聞社