中国の原子力潜水艦、長江で沈没 就役前、事態を隠蔽か
【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は26日、中国で就役前の最新鋭原子力潜水艦が5月下旬か6月上旬に、長江で沈没していたと報じた。事態は公表されておらず、同紙は「中国が隠蔽に奔走した」と指摘。米国に対抗して海軍力増強を進める中国の計画に影響しそうだとしている。死傷者や放射線漏れの有無は明らかになっていない。 【写真】中国の新型空母「福建」
米政府当局者は同紙に、原潜が核燃料を積んでいたかどうかは不明だと語ったが、専門家はその可能性が高いと指摘した。 沈没したのは攻撃型原潜「周」級の1番艦。5月16日に長江に面した湖北省武漢市の造船所で桟橋に停泊し、その後に沈没したとみられる。