逮捕者が語る「酒はもう抜けていると思った」は本当か 年齢も性別も違う記者3人が検証した 「酔ってる感じはないのに・・・」
■「頭がすっきり」は感覚の話 分解しているかは別 飲酒運転の撲滅に向け活動する栗田晋医師は、分解速度について個人差が大きいとしたうえで、「自分なら大丈夫」という考えは危険と指摘します。 雁の巣病院・栗田晋医局長「頭がすっきりしてるというのはその人の感覚の話です。お酒の酩酊感に対する強さと、お酒を分解しているかしてないかは違うので、基準を自分の感覚に持ってくるのは危険ではないでしょうか」 ■酒を飲んで運転したら・・・自動車学校で体験教室 お酒を飲んだ状態で運転するとどうなるのでしょうか。 8月20日、警察の指導の下、筑紫野市の自動車学校で行われた飲酒運転の体験教室に記者も参加してみました。 まず教習コースを運転したあと、お酒を飲んで同じコースを運転します。 飲酒前には問題なく走行できたコースですが・・・ RKB 馬場遼之介記者(25)「あぁあぁ」 教官「事故ですね」 クランクでポールに接触したりコーンに衝突したりと終始、不安定な運転が続きました。 RKB 馬場遼之介記者「自分では正常に運転しているつもりなんですけど。自分の気付かないところでぶつかってるということがあったと思います」 ■「飲酒運転は絶対しない・させない・許さない・見逃さない」 「アルコールは抜けたと思った」「これくらいなら大丈夫」こうした甘い考えが飲酒運転につながるのです。飲酒運転は取り返しがつかない事故につながります。 そうなれば楽しく飲んだお酒が事故の被害者と自分自身を不幸に陥れてしまうことを忘れてはいけません。 福岡県警・筑紫野警察署 前島雅一 交通課長「県民の皆さん1人1人に飲酒運転の危険さというものを知っていただいて、飲酒運転は絶対しないさせない許さない、そして見逃さないということをしっかり認識し周知していただければと思います」
RKB毎日放送
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