メッツと大型契約のソト、入団会見で「王朝」目指すと意気込み
【AFP=時事】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・メッツと大型契約を結んだフアン・ソト外野手が12日、新天地で入団会見に臨み、1986年シーズン以来のワールドシリーズ制覇を渇望するこのチームで「王朝」を築く見通しが明るいことが移籍を後押ししたと語った。 【写真】ユニホームに袖を通して笑顔を見せるソト ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっていたソトは先日、同都市のライバルであるメッツと北米スポーツ史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1147億円)で契約に合意し、球界を驚かせた。 2024年シーズンはヤンキースのワールドシリーズ進出に貢献し、同球団が再契約を目指していた中で、ボストン・レッドソックスやトロント・ブルージェイズ、そしてロサンゼルス・ドジャースなども獲得に名乗りを上げていたが、最終的にメッツに加入することを決断した。 ソトはこの日の会見でメッツを選んだ理由について、ワールドシリーズ制覇に向けた、チームの長期的なビジョンと決意に感銘を受けたためと説明し、「メッツは素晴らしい球団だ。特にこの数年間は、勝ち続けるためのあらゆる能力、チームを育てていく努力、そして王朝を目指そうとする姿勢を示してきた。それは最も重要なことの一つだ」と語った。 さらに、「このチームの未来が、自分の決断を大いに後押しした。彼らが示してくれたもの、球団のやり方、運営方法、そして将来へのビジョンが、自分の目をさらに開かせてくれた」とし、「このチームの優勝への強い渇望に、ニューヨーク・メッツとともに王朝を築きたいと思った」と明かした。 ドミニカ共和国出身のソトは2024年レギュラーシーズン、打率.288、41本塁打、109打点、129四球の通算成績を記録した。【翻訳編集】 AFPBB News