生体腎提供手術受けた春日萌花、復帰戦で無念の敗退も、ガンプロ入団を決断!「私の第二章はガンバレ☆プロレスとともにあります」【ガンプロ】
「独立になった時に声をかけられまして。正直少しは考えました」
ガンバレ☆プロレスが7月15日、東京・高島平区民館で「ディザスター・アーティスト2024」を開催した。実姉への生体腎提供(ドナー)手術を受けるため欠場していた春日萌花が1年1ヵ月ぶりの復帰戦に臨むも苦杯を喫した。これまでフリーとして同団体にレギュラー参戦してきた春日はガンプロ入団を表明した。 春日萌花復帰戦写真ギャラリー 春日は昨年6月2日の高島平大会をもって休業に入り、同年9月に手術を受けた。今年になって練習を再開し、復帰戦にこぎ着けた。パートナーは自身の強い希望で、父親から腎臓を提供してもらった経験をもつ伊東優作で、勝村周一朗&YuuRIと対戦した。 勝村、YuuRIは春日に容赦なく厳しい攻め。春日は勝村にエルボー、張り手連打、さらにダブルリスト・アームソルト3連発。耐えた勝村はトリプルスリー3ロック狙いも、春日はエスケープ。YuuRIがミサイルキックを叩き込めば、春日はフットスタンプで返す。勝村と伊東が場外でバチバチの打撃戦。YuuRIはキック連打からジャーマンを決めて3カウントを奪取した。 控え室へ引き揚げようとする勝村組を引き留めた春日は「悔しい。オマエら、私が休んでる間、ずっとガンプロを守ってくれてありがとう。プロレス界初の腎臓あげたレスラーとか言われてますけど、未知数のものと戦いたいと思わないです。それが対戦相手として受けてくれてありがとう。来てくれたみんな、配信を見てくれてるみんなに言いたいことがあります。ただいま。体の変化、自分の気持ちの弱さ、そういうのに負けそうになったことが何度もありました。そういう時に支えてくれたのが、今日来てくれている、ずっと応援してくれている皆さんです。本当にありがとうございます」と礼を述べた。 そして「会場に来てくれてるみんなに、配信で見てくれてるみんなに聞きたいことがあります。私はガンプロのこのリングで、みんなの力になれると思いますか? 私がいたら、ガンバレ☆プロレスもっと盛り上がると思いますか?」と問うと、場内から万雷の拍手。これを聞いた春日は「みんなの答えで決めました。私はガンバレ☆プロレス所属として、入団させてください。私の第二章は今日から始まりました。私の第二章はガンバレ☆プロレスとともにあります。今日来てくれたみんなはガンバレから目を離さないでください。ずっと追いかけ続けてください。次は勝つところをお見せします」とガンプロ入団を表明した。 バックステージで春日は「1年1ヵ月ぶりの戦いだったんですが、自分のなかでキャリアがリセットされてしまったような。1度気持ちが折れた。このみんなの力で立ち上がってリングに戻ってくることができました。ただ、勝つところを、その先の未来を見せるって目標までは届かなかった。それは1度リセットされてしまった、自分の気持ちだったり、プロレスってものがYuuRI、勝村さんに見事に抜かれてしまったのかなというのが戦ってみての感想です」と話した。 入団については「独立になった時に声をかけられまして。正直少しは考えました。ガンプロ以外にも声をかけてくださった団体もありますし、いろんな団体とのつながりがあるので、ちょっと迷ったところはあったんですけど。独立をして、みんなが一人ひとりがさまざまなことを担当してやってるのを見て、もっと少しでも力になりたいと思ったのが正直な感想です。私が入って助けになるんであれば入りますと考えていたんですが、最後はやっぱりお客さんに決めてもらおうと思ってました」と説明した。 「ディザスター・アーティスト2024」 日程:7月15日(月・祝) 会場:東京・高島平区民館 観衆:286人(超満員札止め) 1.30分1本勝負 〇和田拓也&山本裕次郎(9分30秒、ツイスター)中村宗達●&川上翔大 2.30分1本勝負 〇SAKI&櫻井裕子&真白優希(8分57秒、体固め)HARUKAZE●&まなせゆうな&バニー及川 ※変型ブレーンバスター 3.火祭り公式リーグ戦 30分1本勝負 〇今成夢人(11分19秒、体固め)永尾楓樹● ※ルー・テーズプレス 4.春日萌花復帰戦 30分1本勝負 勝村周一朗&〇YuuRI(12分9秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド)伊東勇作&春日萌花● 5.30分1本勝負 〇大家健&岩崎孝樹&前口太尊(12分13秒、体固め)入江茂弘&渡瀬瑞基●&レッカ ※スピア 6.スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権 60分1本勝負 <王者>石井慧介(15分59秒、体固め)趙雲子龍●<挑戦者> ※ニールキック。第7代王者が2度目の防衛に成功。 〈写真提供:ガンバレ☆プロレス〉
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