80歳男性が熱中症で死亡 今夏6人目 県が注意呼びかけ「極端に気温の上がる猛暑日だけとは限らない」 《新潟》
県は18日、佐渡市で80代男性が熱中症により死亡したと発表しました。 今夏では6人目となります。 県は熱中症に警戒するよう呼び掛けています。 県によりますと17日午後、佐渡市に住む80歳の男性が畑のビニールハウスの中で倒れているのを家族に発見されました。 男性は1人で畑に来ていましたが帰宅しなかったことから様子を見に来た家族がビニールハウスの中で発見したということです。 救急隊が駆け付けた際に男性に意識や呼吸はなく、その後、検死で熱中症による死亡が確認されました。 県内で熱中症による死亡は今夏6人目となります。いずれも65歳以上の高齢者です。 2020年以降で9月に熱中症による死亡は県内では確認されていませんでしたが、ことしは9月14日に柏崎市で1人死亡が確認されており、今回で2人目となります。 県は、熱中症が起こりやすいのは極端に気温の上がる猛暑日だけとは限らないとして注意を呼び掛けています。 17日の県内には「熱中症警戒アラート」は発表されていませんでしたが、佐渡市では日中の最高気温が30℃前後まで上昇、8月中旬並みの暑さとなっていました。 県は、部屋の温度に注意しエアコンなどを使用、こまめな水分補給などを呼び掛けるとともに、熱中症が疑われたときは、以下の対応をとるよう呼び掛けています。 特に高齢者は暑さや水分不足の感覚が低下しているので周囲の家族や周囲の人などが見守ってほしいとしています。 《熱中症が疑われた時》 ・涼しい環境へ避難 ・衣服を脱ぎ、体を冷やす ・冷たい水またはスポーツドリンクなどを摂取 ・自力で水分の摂取ができないときは、無理せずに救急車を呼ぶ 現場でからだを冷やし、医療機関を受診することが重要としています。