都道府県別危ない交差点 ワースト1位に諏訪市四賀の飯島交差点 長野県
日本損害保険協会が発表した全国交通事故多発交差点マップの「都道府県別危ない交差点ワースト5」で、国道20号と県道神宮寺線が交わる長野県諏訪市四賀の飯島交差点がワースト1位に選ばれた。ワースト5は、県内で昨年1年間に発生した人身事故数で評価。飯島交差点は、7件の人身事故が発生した。 地図上で全国各地の交差点で起こった人身事故数を示して、全国、各都道府県でそれぞれワースト5をランク付けしている。交通事故の防止・軽減を目的に、全国の地方紙などの協力を得て作成している。 諏訪署の豊森裕之交通課長によると、同交差点で昨年発生した人身事故7件のうち3件は、横断歩道を渡る歩行者と車の衝突。いずれも夜間に発生している。残る4件は車同士がぶつかったという。事故が多発した原因として、二つの幹線道路が交わる交差点で、中央道諏訪インターチェンジ、飲食店など多くの施設があることから「土地勘が薄い県外から来た車や、歩行者が増えるからではないか」としている。 豊森課長は、歩行者に向けて「夜の外出時には夜光反射材を付けて、青信号でも車が来ていないか注意して横断歩道を渡ってほしい」。車の運転者には「人が歩いているか確認し、安全に運転してもらいたい」と注意を呼び掛けている。