“超強豪“がまさか…夏の甲子園、早くも敗退した有力校(4)3年前の王者は「タイブレーク」で
8月7日に開幕を迎えた第106回全国高等学校野球選手権大会。今夏の甲子園もいよいよ終盤へ突入しているが、全国屈指の強豪校が相次いで敗退しており、例年にも増して激戦の様相を呈している。ここでは、下馬評も高かった中、大会序盤で姿を消した甲子園常連校を取り上げたい。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
智弁和歌山(和歌山)
2021年に夏の甲子園優勝を成し遂げるなど、近畿地区でも屈指の強豪として知られる智弁和歌山(和歌山)。しかし、今夏は初戦で無念の敗退となった。 現役では岡田俊哉(現:中日)や西川遥輝(現:ヤクルト)など、プロ野球選手を多数輩出してきた智弁和歌山。 今夏の和歌山県大会は5試合を戦ってわずか2失点、総得点も35と投打のバランスが際立っていた。 対戦相手は、春夏通じて甲子園での勝利がなかった霞ケ浦(茨城)。しかし、霞ヶ浦の左腕エース・市村才樹の緩い球をなかなかとらえられず、智弁和歌山は序盤からリードを許す展開となった。 それでも、0-3で迎えた8回裏に2者連続アーチが飛び出し、一気に同点。だが、延長タイブレークの末に4-5で敗戦。サヨナラ勝ちの好機を逃すなど、あと一歩及ばなかった。 今年も下馬評はまずまず高かった智弁和歌山。甲子園の初陣というのは、どんな強豪でも難しいのだろう。
ベースボールチャンネル編集部