「伝えています」ソフトバンク小久保監督が外野大コンバート明言 ライト近藤健介、レフト柳田悠岐の狙い
◆ソフトバンク秋季キャンプ(11日、筑後) ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が外野の大コンバートを明言した。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 筑後の野手キャンプをこの秋、初めて視察。パ・リーグ2連覇に向けて来季のレギュラーに3選手を指名したうえで、守備布陣の変更を明かした。 筑後を訪れた小久保監督は若手の練習を見守った後、首脳陣とのミーティングなどで濃密な1日を過ごした。就任1年目の昨オフは柳田悠岐、近藤健介のみをレギュラーに指名し、競争をあおった。来季に向けては「当確者は普通に考えて、柳田、山川、近藤」と明言。柳田、近藤に加え、本塁打と打点の打撃2冠に輝いた山川穂高も当然のレギュラー当確印だ。 さらに指揮官は「ファーストは山川、ライトは近藤、レフトプラスDHが柳田」と続けた。今季は右翼柳田、左翼近藤の起用を続けてきたが、来季は右翼と左翼のコンバートを決めた。「もう本人たちにも伝えています。日本シリーズ前には伝えた」と話した。 最大の理由は「柳田の負担軽減」と説明した。今季、主に右翼で出場した柳田は5月末に右太もも裏を負傷。レギュラーシーズンの大半を棒に振った。小久保監督は「ライトは送球のたびに(カバーで)全部走らないといけない。年齢的にもそうだし、打つ方にほぼ専念してもらう」と明かし、近藤よりも5歳年上の柳田の守備負担を軽くする算段だ。左翼での出場は2021年の1試合が最後で通算4試合のみ。 近藤は日本ハム時代の2021年は60試合に右翼で出場。その後は左翼と中堅での出場のみだが、プロ通算でも右翼で165試合の出場がある。小久保監督は「もちろん体調に合わせてDHスタートはあるかもしれないけど、基本的にはライトで全部出る選手」と説明した。V2に向けて、早くも来季の新機軸が明らかになった。 (小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】
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