米コロンビア大学長が辞任 ガザ抗議デモ対応巡り批判
【ニューヨーク共同】米コロンビア大(ニューヨーク)のシャフィク学長は14日付で辞任した。米メディアが伝えた。今春、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に抗議する一部学生が同大の敷地内にテントを設営してデモを実施し、多数の逮捕者が出た。混乱に対するシャフィク氏の対応に批判が強まっていた。 大学によると、シャフィク氏は新学期を前に「大学がこの先の困難を乗り越えるため、この時点での辞任が最善だと判断した」と強調。「意見の相違を克服するのは難しかった」とも述べた。 コロンビア大では4月30日、ガザでの戦闘に反対するデモ隊の一部が校舎に押し入り、占拠した。