「手足口病」が流行、京都府が5年ぶり警報
京都府は13日、子供を中心に手足や口などに発疹ができる「手足口病」の患者が急増しているとして、令和元年6月以来、5年ぶりとなる警報を発令した。第23週(6月3~9日)の府内77の定点医療機関から報告された患者数は444人で、1定点あたりの患者数が5・77となり、警報基準の「5」を上回った。有効な特効薬や特別な治療法はなく、府は手洗いなどの徹底を呼びかけている。 府によると、府内では5月末から患者が増加傾向にある。患者の約9割は5歳以下だが、まれに大人も感染する。一般的には数日間で治るが、頭痛や吐き気を伴う発熱が起きる場合もあるという。