老人ホームの入居権トラブル装う電話で200万円だまし取る 受け子とみられる18歳自称タトゥーデザイナーの男を容疑で逮捕 鹿児島県警
薩摩川内署と鹿児島県警組織犯罪対策課は15日、詐欺の疑いで、神奈川県横須賀市の自称タトゥーデザイナーの男(18)を逮捕した。受け子役とみられる。 逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀して2023年11月下旬から12月上旬、建設会社の従業員を装って薩摩川内市の無職70代女性に電話。老人ホーム入居権の名義貸しに関するうそのトラブルについて「解決のため現金を送付する必要がある」などと複数回言って東京都内のアパートに宅配で現金約200万円を送らせ、同年12月9日にだまし取った疑い。 同署によると、電話で女性に名義貸しを依頼して承諾させた後、「名義貸しは犯罪」などと言っていた。女性が利用した鹿児島県内の金融機関が詐欺被害を疑い、同月13日に同署に通報した。捜査に支障があるとして認否は明らかにしていない。
南日本新聞 | 鹿児島