沖縄タイムスに再び訂正要求 市、接待疑惑報道で
石垣市の台湾視察団が現地で高額接待を受けた疑いがあるとする沖縄タイムスの記事を巡り、市と同紙が相互に抗議している問題で、市は26日、改めて同紙に対し、訂正と謝罪記事を求める方針を発表した。 同紙は市が約29万円の会費を支払ったのに対し、現地企業が約55万円相当を接待した疑いがあると報じた。市は「提供された料理内容、支払い金額などで沖縄タイムス社には事実誤認があり、結果として読者に誤解を招く報道が含まれている」と反論した。 市によると会食に際し、台湾企業に対し事前に予算の範囲内で対応するよう伝え、金額を確認した上で、視察団の負担分の領収書も受け取った。金額について齟齬(そご)がないよう、企業や飲食店にも確認しているという。 市は「地域住民の知る権利を担保するためにも、正確な情報提供が重要」と指摘。25日付で同紙に対し、遺憾の意を表する文書を送った。 この問題を巡っては市が同紙の報道に抗議し、謝罪と訂正を要求。これに対し同紙は報道の正当性を主張した上で、報道が「虚偽、捏造」とした中山義隆市長の発言に抗議している。