京口紘人、世界3階級制覇に向けた〝世界前哨戦〟で痛恨の黒星 金星のパラスはラウンドガール2人に恒例のハグ
プロボクシングのフライ級10回戦が11日、韓国・仁川のパラダイスシティー・グランドボールルームで行われた。前WBA世界ライトフライ級スーパー王者で、WBA世界フライ級2位、IBF世界同級4位の京口紘人(30)=ワタナベ=が、IBF世界同級10位のビンス・パラス(25)=フィリピン=に0-3の10回判定負け。世界3階級制覇に向けた〝世界前哨戦〟で痛恨の黒星を喫した。 【写真】京口紘人と亜希夫人のツーショット 2018年5月に東京・大田区総合体育館で、IBF世界ミニマム級王者だった京口はパラスの挑戦を受け、3-0の12回判定勝ち。2度目の防衛に成功した。それ以来の再戦で「倒します」とKO勝利を宣言していたが、手堅いボクシングを展開。決定打は被弾しなかったが、手数で上回ったパラスにポイントが流れた。京口は勝利を確信していたようで、93-97、93-97、94-96でパラスの勝利がコールされると、体を仰け反らせて驚きの表情を浮かべた。 リベンジに成功し、金星を挙げたパラスは満面の笑みで、予告していたラウンドガール2人に恒例の勝利のハグ。ほっぺたへのキスも要求するなど大喜びした。 興行は動画配信サービスのU-NEXTで独占生配信された。プロ戦績は京口が20戦18勝(12KO)2敗、パラスが24戦21勝(15KO)2敗1分けとなった。(尾﨑陽介)