【独自取材】強盗の下見か? 広島県内で相次ぐ不審な男の訪問
広島テレビ放送
警察によると、広島県内では10月以降、住宅を訪れる不審者の情報が10件以上寄せられています。不審な男が訪ねたきたという女性がそのやりとりを語りました。 「もしかしたら強盗の人が入ってくるんじゃないかとか不安なことがとても増えてしまったので」 こう語るのは、県内に住む30代の女性。不審な男が自宅を訪問してきたと言います。10月25日の午後7時ごろでした。 「もう出ないといけないとき玄関まで来ていたらインターフォンが鳴って」 男は住宅メーカーの名前がついた、作業着で30代前後、短髪・中肉で、広島弁ではなかったと言います。 男「裏の家の工事の案内に来ました」 女性「新しい家なのにそんなに(建ててから)経ってないのに、屋根の工事?」 男「道路また挟んで奥のほうの裏の家」 女性「ちょっと変だなと」 男「家の屋根も一部ずれているところがある。無料で工事の時に直せます」 女性は断りましたが、男は家族構成を聞いてきました。 女性「忙しいと言ったら、(男が)いつもいらっしゃらないですよね?おひとりでお住まいなんですか?と言われて、気持ち悪くなって」 自宅に、同居する家族がいることに気づいた男は、青色の電飾がついた車に乗り立ち去ったということです。 警察によると、県内では10月以降、住宅を訪れる不審者の情報が10件以上寄せられています。 最初の訪問から1週間あまり。 「♪ピンポン」 再び同じ男が訪れました。 男「工事が始まるのであいさつに来た」 男は女性に、1度目の訪問の際とは別の会社名を告げたと言います。 不信感はさらに高まりました。 女性「変で怖いから、帰ってくださいと言った。(男が)いえいえ困るんです!!出てきてください!!と。何回も言われて」 女性はインターホン越しに対応し、警察に通報しました。 相次ぐ強盗事件に心を痛めます。 「人を苦しめてしまっていると思う。 若い人はそんなことで人生を無駄にしてしまわないでほしい」 警察は、今回の不審者の事例は強盗の下見の可能性“も”あるとみています。被害にあわないために、警察は ・カメラ付きのインターホンを取り付ける ・家族構成や資産状況などの個人情報を教えない ・不審な訪問者が来たときは、身分証明書の提示を求める などの対応を呼びかけています。 (2024年11月11日放送)