「人と違うと思い、つらい時期が」ギターは心の支え 右目が見えず…祖父が教えて15年 祖父と孫娘の二重奏
■コンサート本番
いよいよ本番です。 越敬一さん: 「初々しい演奏と、私のさび付きかけた演奏で楽しくきょうはギターの魅力を味わってもられえば」 ♪「見上げてごらん夜の星を」 緊張していた雪音さんは演奏が始まると表情が一変、曲の世界に入り込みます。
青木雪音さん: 「タレガ自身もすごく大事にしていた曲なのではないかと私的には思っています。その曲を演奏します」 それぞれのソロ曲も披露―。 ♪「アラビア風奇想曲」/フランシスコ・タレガ 「アラビア風奇想曲」は度々コンクールでも披露してきた思い入れのある曲です。
♪「残酷な天使のテーゼ」 観客(長野市から): 「すごく上手でした。女性なので音も本当に繊細できれいな音色だった」 「息がぴったり合っていて、いろんなデュオ見て聴いてますけど、この2人でしか出せない音なんだろうなとつくづく思いました」
2時間に及んだコンサートが終わりました。 雪音さん: 「先生!」 専門学校の先生: 「すごくよかったー」 雪音さんが通う専門学校の先生: 「感動しております、音色もすてきで本当に心のこもった演奏だったなと思います。素晴らしい音楽療法士になれるんじゃないかと思っています」
両親はー。 父・博幸さん: 「学校の課題とかあるなかで毎日コツコツと練習している姿を見ていたので、きょうは無事終わって安心してます。演奏は120点ですかね!」 母・まゆみさん: 「自信になってくれればいいかなということでギターを始めたんですけど、まさかこんなふうにおじいちゃんとコンサートできるようになる日がくるなんて思ってなかった。こんなにうれしいことはないなと思って、感謝しています」
■祖父と孫娘のデュオはこれからも
♪「愛の花」 2人で息を合わせて15年。祖父と孫娘のデュオはこれからも続きます。 祖父・越敬一さん: 「さらに究めて高みを目指していって、音楽療法士としての仕事につながっていくと思うで頑張ってほしい」 青木雪音さん: 「祖父のことはすごい尊敬していて、先生と生徒という立場でもありますし、おじいちゃんと孫という立場でもあるんですけど、ずっと一緒に演奏していきたいなという思いはすごくあります」
長野放送