「人と違うと思い、つらい時期が」ギターは心の支え 右目が見えず…祖父が教えて15年 祖父と孫娘の二重奏
■ギターが心の支えに
雪音さんがメロディーを弾き、敬一さんが伴奏。雪音さんはギターの楽しさ、デュオの面白さを知ります。 雪音さん: 「小さいときは二重奏とかでギターを楽しんでいたので、ギターの楽しさを教えてもらって楽しく弾いていたって感じです」
■音楽療法士を目指し
ピアノや吹奏楽にも親しんできた雪音さん。敬一さんが思った通り音楽、特にギターは雪音さんの心の支えになってきました。 この春、高校を卒業し今は専門学校に通い音楽療法士を目指しています。 青木雪音さん: 「他の人と違うんだって思って、すごくつらい時期があったんですけど、そういう時も音楽とかギターにすごく支えられてきて、そういう経験もあったから、私も困っている人とかすごく苦しい思いをしている人に音楽の力で何かサポートできないかなと思って、介護施設、養護学校、病院とか、障害や病気を持っている人だったり、子どもやお年寄りまで音楽を身近に楽しんでもらうという仕事です」
■祖父と孫娘の二重奏
大勢の前で演奏する度胸をつけようと2人は2023年秋からデュオの演奏会を開催。 さらにー。 雪音さん: 「夜ね、行ったね」 敬一さん: 「行けるなんて夢みたいだね」 2024年3月には2人でスペインを旅行し本場のギターを聴いてきました。 青木雪音さん: 「(ストリートミュージシャンは)日本では弾き語りが多いと思うんですけど、スペインはクラシックギターとかピアノだけだったりとか」 15年、一緒にギターを弾いてきた祖父と孫。仲の良さは演奏にも生かされています。 敬一さん: 「仲は悪くはないです(笑)」 雪音さん: 「悪くはないです(笑)」
コンサートの開催は今回の飯綱町で3回目。リハーサルをする2人はー 敬一さん: 「あ、いけね」 雪音さん: 「(笑)やばいよそれ、本番でやったら」 青木雪音さん: 「緊張してます。でも楽しみたいと思います」
会場は満席に。 この日は雪音さんの両親も駆けつけました。