【NBAファイナル2024展望】セルティックス対マーベリックス
セルティックス対マーベリックス、2023-2024シーズンのレギュラーシーズン成績
レギュラーシーズンの対戦はどちらもセルティックスが快勝している。 ・2024年1月22日:セルティックス 119-110 マーベリックス ・2024年3月1日:セルティックス 138-110 マーベリックス 最初の対戦ではドンチッチが33得点、18リバウンド、13アシストのトリプルダブル達成と見事なプレイを見せた。それでも、マーベリックスはセルティックスのテイタムとブラウンのコンビを止められなかったのだ。彼らに39得点と34得点を許した。しかも、マーベリックスが4日間の休養明けでホームだったのに対し、セルティックスはバック・トゥ・バック(2日連続試合)の2日目で、ポルジンギスが不在だったのだ。 2回目の対戦は、トレードデッドライン後でマーベリックスが大きく変わっていた。だが、結果は変わらず。ドンチッチがトリプルダブルを達成し、テイタムとブラウンが活躍。マーベリックスは3P43本中21本成功だったセルティックスについていけず、第4クォーターで大敗した。
セルティックス対マーベリックス注目ポイント:どうやってルカ・ドンチッチを止めるのか?
マーベリックスと対戦してきたチームは、いくつかのテクニックでドンチッチを抑えようとしてきた。だが、そのどれも本当にうまくいったとは言えない。 セルティックスにはドンチッチを守らせるのに優れたディフェンダーがたくさんいる。デリック・ホワイトとドリュー・ホリデーはいずれも今季のオールディフェンシブ・セカンドチームに選出された選手たちだ。だが、レギュラーシーズンでジョー・マズーラ・ヘッドコーチがやってきたことに基づくなら、ドンチッチに対応するのはおそらくブラウンとなるだろう。 ドンチッチが特別な理由のひとつは、6フィート7インチ(約201センチ)という大型ポイントガードであることだ。ホワイトは試合を通じて守るには小さすぎる。ホリデーは十分な強さだが、6フィート4インチ(約193センチ)という身長だけに、頭上からドンチッチにショットやパスを許してしまう。ブラウンはオンボールの守備が素晴らしく、そのサイズからもベストの選択肢だ。 それでも、ドンチッチを守るにはチーム全体の努力が必要となるだろう。彼はたくさんのピック&ロールで相手の守備を破ろうとする。そしてプレイオフを通じ、その多くで成功してきた。 サンダーにもウルブズにも、その攻撃を止めるだけの素晴らしい人材がそろっていた。ルーゲンツ・ドートとジェイデン・マクダニエルズはリーグ有数のペリメーターディフェンダーだ。チェット・ホルムグレンとルディ・ゴベアは最高級のビッグマンたちである。それでも、ドンチッチにはやられたのだ。 セルティックスは様々なディフェンダーとスキームでドンチッチを止めようとするだろう。だがおそらく、抑えることはできないはずだ。セルティックスは、プレイオフを通じて素晴らしかったマーベリックスのロールプレイヤーたちが低調に陥ることを願わなければいけないだろう。
tephen Noh、坂東実藍 Miran Bando