アニメ「トリリオンゲーム」第7話が放送

並外れたビジネスの才覚を持つ天性の人たらし“ハル”こと天王寺陽(CV.大塚剛央)と、パソコンオタクで人付き合いが苦手な“ガク”こと平学(CV.石毛翔弥)が、トリリオンダラー――1兆ドルを稼ぐことを目的に会社を立ち上げる起業サバイバルストーリー「トリリオンゲーム」(毎週木曜深夜1:58-2:28ほか、TBS系／Prime Video・ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)。その第7話「株式会社トリリオンゲーム」が11月7日に放送された。今話では、株式会社トリリオンゲームの採用面接が行われ、面接にやって来た大学生・高橋凜々(CV.田中有紀)の真面目で実直な性格に賞賛の声が集まった。(以降、ネタバレが含まれます) 【写真】毎回笑わしてくれるガクの顔芸 ■堅物ゆえに損をしてきた凜々の採用決定に視聴者もウルウル 採用面接で最後に登場した凜々は、ドラゴンバンクの社長・黒龍一真の著書から拝借したガクの質問に対し、本を読んだことがあるので別の問題にしてもらわないと不公平になると返答する。彼女は超がつくほど真面目で堅物な性格ゆえにこれまで苦労してきたようで、冒頭では花屋のアルバイトでは桐姫こと黒龍キリカ(CV.M・A・O)が注文したフラワースタンドを値段ぴったりになるよう知恵を絞り、大学では周囲に堅物呼ばわりされてきた様子が描かれた。そんな彼女に対し、SNSには「周りのチャラチャラした子は、決まってるのにねぇ…。世の中さぁ…」「ある意味、損な性格ではあるな……」「真面目にしっかりきちんとやる人が報われてもいいんじゃねぇの」と共感や同情の声がしきりだった。 面接に落ちたと思い込み、肩を落として帰る凜々だったが、トリリオンゲームから採用の連絡が入ると表情が一変。小躍りしながら「やったー！」と叫び、周囲の目に気づいて顔を赤らめる姿は、とてもかわいく微笑ましかった。世話になった人たちに内定が決まったと報告して回る場面や、パソコンに今までに受けた何百もの会社の情報をまとめたフォルダがずらりと並ぶ様子がしっかりと描写され、ようやく努力が報われたと溜飲を下げた視聴者も多かったようだ。「やだぁ…この素直な子、めちゃんこかわいい」「律儀だなぁｗｗｗ」「本当は凄くいい子なのに面接だとそれ分かってもらえなくて…って子が内定決まった時の喜び、見てるとこっちまで嬉しくてウルウルしてくる」など、SNSには喜びと賞賛のコメントが続々と届いていた。 ■「こんなミラクルあるのか」新事業企画会議で地道な努力が結実 トリリオンゲームの一員となった凜々は、ハルから一方的に社長を任されたうえに、まだ事業内容が決まっていないことを知って唖然。これから何をするかを全員で決めることになり、凜々が通う大学の一室で新事業企画会議をすることに。そこで再び、凜々が持ち前の能力を発揮する。彼女が提案したのは、ガクの腕を生かしたセキュリティ関連事業、ターゲットは凜々が就活で落ちた多数の会社だ。 黒板にびっしりと貼られた資料は、凜々の努力の足跡そのもの。地道な努力がここで実を結ぶという爽快すぎる展開に、SNSには「こんなミラクルあるのか。落ちた会社の数だけ希望があるなんてね」「今のトリリオンゲームにはこの人材は必要だわ」「真面目で地道な人間　かなわないわ」と感心の声が続々。そんな凜々にハルが「若いから採ったんじゃねぇ。凜々だから採ったんだよ」と語りかけ、凜々が目を潤ませる場面も実にエモーショナルだった。 会議の結果、まずはオンラインショップに向けてAI自動診断ツールを売ることに決定。ハルの提案により、ガクは“それっぽいガワ”を作り、AIの部分は人力でまかなうことに。ハルらしい突拍子もないアイデアだが、これまで幾度も不可能を可能にしてきた彼らなら、どうにかなりそうな気持ちにさせられてしまうから不思議だ。 胸がすく展開で、回を追うごとにSNSの視聴者コメントが増え続けている本作。今話でも「今回ただ面接やって会社始動する話だけなのに面白すぎるだろ」「異端者たちが適材適所でバキバキサクセスしていく物語やっぱり気分いいね」「何にも決まってない会社だけど凜々のその分析力、ガクの能力、ハルの行動力ならワクワクする会社になりそう」と放送終了後もコメントが尽きることがなかった。ハルとガクのコンビに凜々という戦力が加わったことで、どんな化学反応が起こるのか。楽しい想像は尽きない。 ◆文＝帆刈理恵(スタジオエクレア)