〈カターレ富山・J3〉プレーオフ進出決定 17日、ホーム最終戦勝てば3位
サッカーJ3第37節第2日は16日、各地で4試合が行われた結果、カターレ富山は6位以上が確定し、3~6位によるJ2昇格プレーオフ(PO)出場が決まった。富山は17日、富山県総合運動公園陸上競技場に八戸を迎え、ホーム最終戦に臨む。勝てばPOをホームで戦え、引き分けでも勝ち上がれる3位が確定する。 16日、7位の北九州が引き分けたため、現在3位の富山が勝ち点58のまま、リーグ戦を終えても上回れるのは3クラブとなり、富山の6位以内が決まった。3クラブは4位の松本、5位のFC大阪の2クラブと、17日直接対決する6位の福島か8位の沼津のいずれか1クラブ。 11年ぶりのJ2復帰に手が届きそうな状況の中、富山はここ7試合勝ちなしと足踏み状態が続いている。小田切道治監督は「自分たちのサッカーをやり切る。目の前の相手にこだわらないといけない」と原点に立ち返る。 ●碓井「数打てば入る」 富山市出身の指揮官はもちろん、地元出身選手の勝利にかける執念はひときわ強い。今季8得点のFW碓井聖生選手(上市町出身)は八戸の堅守に触れ「クロスを積極的に上げ、ミドルシュートを打つ。数を打てば入る」と闘志を燃やす。 MF松岡大智選手(滑川市出身)は「チームはポジティブな声がすごく出ている。カターレに関わる全ての方と勝利の喜びを分かち合いたい」と意気込んだ。 POは上位チームのホームで試合が行われ、引き分けの場合は年間順位の優位性を確保するため、上位チームが勝者となる。