レバノン南部、破壊深刻 避難民急増、帰還困難も
【エルサレム共同】イスラエル軍が親イラン民兵組織ヒズボラの掃討作戦を続けるレバノン南部で、空爆や地上侵攻による建物の破壊が深刻化している。避難民も急増し、戦闘が終わっても多くの人が帰還できない恐れがあるとの指摘が出ている。 米紙ワシントン・ポストは10月末、衛星画像の分析などから、レバノン南部のイスラエル国境沿いで全建物の約4分の1が破壊または損壊したと伝えた。大半の被害は、イスラエル軍がレバノン南部に地上侵攻を始めた9月末以降に起きており、急速に破壊が進んでいると指摘した。 ヒズボラは、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦うイスラム組織ハマスと共闘している。