前田公輝「希望や幸せを見いだせる作品」 新作ミュージカル「ミセン」公開稽古
韓国で大ヒットしたウェブ漫画を原作とする新作ミュージカル「ミセン」の公開稽古が東京都内でこのほど行われ、主演の前田公輝をはじめとするキャストが一部シーンを披露した。 「ミセン」は、囲碁のプロ棋士になる夢を諦め、大手貿易会社でインターンとして働き始めた主人公チャン・グレと、周囲の人々の姿を描く物語。2014年に韓国でドラマが放送されて大ヒット。今回のミュージカル版は世界初演となる。 公開稽古ではオープニングナンバーの「ワン・インターナショナル」など計6曲が披露された。演出のオ・ルピナさんは今作について「会社員の物語ですが、『人々の話』です」とコメント。その上で「皆さまが感動し、考えるきっかけなる物語を作るために一生懸命、稽古をしています」と語った。 この作品からは「希望や幸せを見いだせると思う」と前田。「一歩を踏み出すことは簡単ではないけれど、信念を持って(囲碁のように)一手ずつ進むことで幸せをつかんでいくというメッセージを伝えたい」などと意気込んだ。 また、チャン・グレの上司となるオ・サンシク役の橋本じゅんは「ドラマを見て(同役の)『踏ん張れ』という言葉が心に刺さった。このミュージカルを踏ん張りながら作っていくので、(観客に)勇気を受け取ってもらえれば」と期待を込めた。 公演は来年1月10日から14日まで大阪・新歌舞伎座で。愛知公演を経て、東京・めぐろパーシモンホールで2月6日から11日まで上演される。