スーパーでお弁当を購入したけど、容器がかなり「上げ底」でガッカリ! これって詐欺? それとも「不景気」のせい?
物価高騰と実質賃金マイナスで消費は冷え込んでいる
総務省の調査によると、2023年の消費者物価指数は前年比+3.2%となり、2020年と比較しても+5.6%と物価は高騰しています。そして物価高の影響もあり、2023年の実質賃金はマイナスとなっています。コロナ禍で落ち込んだ個人消費は回復傾向にあるものの、未だにコロナ前の水準には戻っておらず、特に低所得層での個人消費の回復が遅れています。 このように物価の急激な高騰に給与アップが追いつかない状況のため、家計はどんどん苦しくなり、個人消費が落ち込んでいるのです。
まとめ
今後も物価は上昇すると予想されています。そして物価高騰の影響もあり、実質賃金はマイナスが続いています。 また上げ底などで内容量を減らしているステルス値上げと実際の値上げの2重苦によって、今後の家計運営も苦しく、個人消費の回復も鈍くなっています。このまま個人消費がさらに落ち込むことで企業側も値上げしづらくなり、さらなる上げ底容器が開発されるかもしれません。 出典 総務省 2020年基準 消費者物価指数 全国 2023年(令和5年)12月分及び2023年(令和5年)平均 厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年分結果速報 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部