支援4億円超え、鹿島建設「OPSODIS 1」プロジェクト延長。「試聴機会増やす」
鹿島建設は24日、GREEN FUNDINGで実施している立体音響技術「OPSODIS」を使った小型スピーカー「OPSODIS 1」のクラウドファンディングについて、12月31日までの予定だったプロジェクト期間を、2025年5月31日まで延長すると発表した。なお、既に支援した人への製品の配送予定は当初の予定通りで変更はない。 【この記事に関する別の画像を見る】 現在の割引プランは、2024年12月31日で終了。2025年1月1日からは、スタンダードプラン74,800円のみとなる。また、2025年1月1日以降に申し込んだ製品の生産第1便の4,000台分は、2026年1月下旬から2026年3月上旬にかけて順次発送するとのこと。 このプロジェクトは12月24日11時現在、目標金額100万円に対し、42,744%となる約4億2,700万円の支援を集めている。プロジェクト開始当初は8月31日までの予定だったが、今回で2度目の延長となる。 鹿島建設では延期の理由について「当初の予想を大幅に上回るご支援をいただく一方で、実機を試聴する機会をもっと増やして欲しいというお声を多くの方からいただいており、私共としましては、まだまだ試聴する機会が足りていないことを痛感しております。こうしたご要望のもと、もっと多くの方々に『OPSODIS 1』を知って頂きたいという思いから、2025年5月31日までプロジェクト期間を延長することとしました」と説明。 現在試聴できる「SHIBUYA TSUTAYA」(東京都渋谷区)、「蔦屋家電+」(東京都世田谷区)についても、クラウドファンディングの終了日まで展示を継続。また、現在試聴用OPSODIS 1を設置している「LIVING HOUSE. アリオ札幌店」、「KARE with LIVING HOUSE. 梅田店」でも、2025年1月15日まで延長する。 他の地域についての試聴機の設置や試聴イベントの開催についても、さらに積極的に展開予定。詳細の情報は、クラウドファンディングのページで告知する。 PCディスプレイの下など、近い位置に設置しても立体感が得られるサウンドが特徴の小型スピーカー。背後などにスピーカーを設置する必要が無く、リスナーの前方に設置した横長のスピーカーだけで、包みこまれるようなサラウンド感が得られる。 ソースとしては、バイノーラル録音された2ch音声から、通常のステレオ音楽まで幅広い音源を、立体的に再生できる。 周波数別にユニットを横並び配置したり、クロストークをキャンセルするため、左右のスピーカーから出力する音の位相を90度ずらしたり、振幅を半減させるなどの工夫を行ない、スピーカーながら、クロストークを抑えたリスニングを可能にしている。詳細は試聴レビューの記事を参照のこと。
AV Watch,山崎健太郎