ソフトバンクはこのままでは終わらない?【川口和久のスクリューボール】
タイムリー欠乏症
ソフトバンク・松田宣浩[左]のギャグも終わらない?
先日、掛かりつけの病院から電話があった。 「ワクチン打てますけど、来ませんか」 副反応を怖がってのキャンセルが結構、多いらしい。せっかく準備したワクチンを無駄にしないために声を掛けているという。俺はすぐカミさんと一緒に行って、打ってもらった。 チクッとした注射のあと、15分待機してほしいと言われた。アレルギー反応がないかの確認らしい。そのときは何もなかったが、次の日、1日だけだが、注射を打ったあたりの筋肉が硬くなり、右肩が上がらなくなった。 そんな四十肩、いやワクチン肩で向かったのが、6月24日のロッテ─ソフトバンク戦(ZOZOマリン)だった。 前年王者のソフトバンクにとっては、まさに悪夢の交流戦、悪夢の6月だったと思う。この試合を前に、6月は3勝7敗5分け。15試合やって3勝だから5試合やって1試合しか勝てていないことになる。引き分けだらけで勝ち切れない要因は、何と言っても打線のタイムリー欠乏症だ。交流戦の打率は最下位の.233。一発のある助っ人砲のグラシアルが負傷離脱、デスパイネは五輪予選で抜け、しかもケガをして帰ってきた。 ソフトバンクは危機管理がしっかりしていて、こういうケースのために獲得したのが、バレンティンだった。だけど・・・
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週刊ベースボール