【まるも亜希子の「寄り道日和」】「T-CROSS」試乗会場でフルイドアートに挑戦
マイナーチェンジで新しくなった、フォルクスワーゲン・T-CROSSに試乗してきました! といっても変わったのはほとんど内外装で、とくにLEDテールランプが「X」をモチーフとしたデザインになっていたり、ボディカラーに素敵な新色が3つも登場したり。インテリアではモニターの位置が少し高くなったほか、「R-Line」以外ではダッシュパッドにソフト素材を使って質感を向上したりと、T-CROSSのもともとのよさを一段と磨き上げてきた印象です。 【この記事に関する別の画像を見る】 驚いたのは、T-CROSSのユーザーは約50%が女性だというデータがあるということ。確かに、全長4.1mほどのコンパクトなサイズといい、後席がスライドできる便利さといい、荷室も455Lから最大1281Lと大容量を確保していて、趣味やアウトドアレジャーの相棒としても、子育て期のクルマとしても、オシャレで実力派なところがとっても魅力的だなと思います。 しかも価格が、このご時世に329万9000円から。ほかの輸入ブランドのコンパクトカーがちょっと値上がりしていることもあって、とってもリーズナブルに感じますね。私が試乗したのは「R-Line」という、18インチタイヤを履いた少しスポーティなグレードで、エンジンをめいっぱいまで使って走れるような、なんとなく昔のゴルフ的な楽しさを感じました。後席の乗り心地まで含めると、17インチタイヤを履いた「Style」がバランスよくておすすめです。 さて、この試乗会で行われていたアクティビティで、初めて「フルイドアート」なるものを体験しました。ナンジャそりゃ? という人も多いと思いますが、簡単に言うと紙コップから絵の具を垂らして制作するアート作品です。先生が見本を見せてくれて手順を丁寧に教えてくれるので、初心者でも気軽にトライできますが、スタートしてみてすぐに、これはかなり感性やクリエイティビティを問われるアートだということを察知して後悔しました(笑)。 というのも、たくさんの色の中からまず2~3色をチョイスするのですが、その組み合わせですでに、アートの良し悪しが分かれていく気がします。選んだ絵の具に薄める液を入れてマドラーで混ぜ、トロトロ~っと垂れるくらいになったら、1つの紙コップに選んだ絵の具を1色ずつ入れて重ねていきます。この時に、なるべく濃い色と薄い色を交互に入れるようにすると、よりきれいなアートになるのだとか。 私は赤、白、ピンク、グリーンをチョイスしたのですが、グリーンは混ぜないで単色で使いたかったので、ピンク、白、赤の順に重ねて入れました。そして先生がお手本で、紙コップからキャンバスに垂らす技法を3種類ほど教えてくれて、もうあとは自分たちの気の向くまま、好きなように色をつけたり模様を描いたりしていくのです。 今回、吉田由美さんと一緒に参加したのですが、由美さんは立体的なクマに着色するフルイドアートで、私は四角いキャンバスに描くフルイドアートに挑戦。真っ白なキャンバスに、筆ではなく紙コップで絵の具をドバッと垂らすのはちょっと勇気が入りましたが、はみ出たり垂れ落ちたりしてもそれがまた味だし、面白いアートになるという雰囲気だったので、エイヤッと絵の具を投下! 自分の想像とはまったくちがう、絵の具の自由演技みたいな感じで広がっていくのが面白いですね。乾く前に、竹串などを使って絵の具に線で絵を描いたり、形を変えたりすることができ、私は最後にとっておいたグリーンで交通安全応援ユニット「OKISHU」の文字を入れてみました。由美さんには「こわ~い」と言われちゃいましたが(笑)、自分ではなかなかのでき栄えだと満足しています。 狙ってできあがるアートではなく、かなり意外性のあるものができあがるので、ちょっと新鮮なフルイドアート。簡単だけど、本当はいろんな技法があって腕を磨いていくとすごく素敵なものができるようなので、またそのうち挑戦してみたいです。
Car Watch,まるも亜希子