玉木雄一郎氏「マリーアントワネットみたいな感覚」自民・小野寺政調会長の発言報道にXで言及
国民民主党の玉木雄一郎代表は15日夜、X(旧ツイッター)を更新し、自民党の小野寺五典政調会長が同日、札幌市で講演した際、国民民主党が主張している「年収103万円の壁」引き上げをめぐり「根本、おかしいと思う。なぜ学生が103万円まで働かなければいけないのか」と発言した、と報じられたことを念頭に「まるでマリーアントワネットみたいな感覚ですね」と皮肉るように指摘した。 【写真】マイクを手にトラボルタポーズをとる玉木雄一郎氏 小野寺氏は「学生は将来のためにしっかり勉強してほしい」「学業に専念できるような支援を国会で議論すべきだ」と訴えたとも、報じられている。 玉木氏は、小野寺氏の発言を報じたネットニュースを引用しながら「なんで学生が働かないといけないのか。それは」とした上で「・長いデフレで親の所得も伸びない。・インフレで生活費が上昇。・奨学金の所得制限で学生支援も不十分。・運営費交付金の削減で学費が上昇。学生も親の生活も厳しいのです」と説明しながら「まるでマリーアントワネットみたいな感覚ですね」とつづった。 別の投稿では「給付型奨学金の所得制限を撤廃するわけでもなく、物価高対策は高齢者中心の給付金ばかり。そんなことをやっている自民党の政調会長に、『学生の本分は勉強』などと言われたくないと思う人は多いのではないでしょうか」「特定扶養控除の150万円までの引き上げは、そこまで働けと言っているわけではなくて、働きたい学生に働く『選択肢』を用意するものです」と指摘。「今のままでは、数万円が払えずに退学を余儀なくされる学生たちを救えません。与野党の政治家は、理想論ばかりではなく、学生と親の厳しい生活実態をもっと知るべきです」と記した。 小野寺氏の発言には、SNSでも「そのくらい稼がないと、学費も生活費も足りないからですよ。そういう学生たちを自民党が生み出してきたんですよ」「今更何言ってるの?学生が働かないとならない状況作ってきたのは失われた30年の9割政権握ってた自民党じゃないのかね」「それでは大学生までの教育費無償化をしてほしいですね」などのコメントが相次いでいる。