カープに欲しい!? 広島のトレード獲得候補(4)他球団移籍ならレギュラーか
今季は6年ぶりのリーグ制覇を目指す広島東洋カープ。今季は前半戦を2位で折り返したが、得点力不足な部分もあるなど、シーズン後半に向けて補強も十分に考えられる状況だ。そこで今回は、広島のトレード市場における獲得候補となり得る選手を紹介したい。(※今季成績は7月25日時点)
野村勇(福岡ソフトバンクホークス)
投打:右投右打 身長/体重:174cm/84kg 生年月日:1996年12月1日 経歴:藤井学園寒川高 - 拓殖大 - NTT西日本 ドラフト:2021年ドラフト4位 分厚い選手層を誇る福岡ソフトバンクホークスにおいて、苦しい立場となっているのが野村勇である。 拓殖大では、1年秋のリーグ戦からレギュラーとして出場。その後、NTT西日本で走攻守三拍子揃った内野手として活躍を続け、ドラフト4位でソフトバンクに入団した。 プロ1年目から期待通りの活躍を見せ、97試合出場で打率.239ながらも10本塁打、25打点、10盗塁をマーク。パ・リーグでは37年ぶりとなる新人の「2桁本塁打・2桁盗塁」を成し遂げた。 ところが、昨季は春季キャンプで下半身のコンディション不良を訴え、同年3月には内視鏡下椎弓形成術を受けた。その影響もあり、同年は50試合の出場で打率.160、3本塁打、7打点、1盗塁と成績を伸ばせなかった。 今季も、春季キャンプ中に左坐骨疲労骨折というケガに見舞われて離脱。それでも、4月16日の日本ハム戦で今季初出場を果たすと、1度はファームに降格しながらも、現在は一軍でプレーしている。 ただ、ソフトバンクの内野陣は層が厚い。二塁には牧原大成や三森大貴、さらにルーキーの廣瀬隆太も台頭。遊撃に目を向けても今宮健太が君臨し、後釜候補の川瀬晃も控えている。 一方、広島東洋カープでは小園海斗を除き、内野陣で好打率を残している選手は少ないため、競争を促す意味でも野村は面白い存在になりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部