「スナックでも開こうかな(笑)」人見知りだった千葉雄大が話好き&聞き上手になった理由
スナックでも開こうかな(笑)
――そうかもしれません! やっぱり、言葉でちゃんと伝えないと相手にはわからない。昔はそれができなくて、「察してよ!」と思っていました。いまもそういうところはありますが、ある程度自分で伝えようとしないと理解されないのだなというのは年々思うようになりました。 と言いつつ、いまはこんなに喋っていますが、たぶん稽古場に行ったら口数少なくなると思います(笑)。 ――8年くらい前に千葉さんに取材させていただいたことがありますが、当時は「人見知りなんです」とおっしゃって、こんなふうにしっかり目を合わせて話す方ではなかった記憶があります。だいぶ変わられましたね? 自分でも驚きます。たしかに「人見知り」とは言わなくなったかもしれないです。 ――人見知りではなくなった? そんなこともないのですが、「だから何?」と思ってしまったんです。人見知りって言ったら、話さなくてもいいと思ってる? ラクしてない? とイマジナリー雄大が言ってます(笑)。 あと、以前ほど周囲を気にしなくなりました。もちろん人に嫌われたくはないですが、心臓に毛が生えたというのが一番大きい気がします。 ――「千葉雄大のラジオプレイ」をYouTubeで拝見していると、千葉さんはおしゃべりが好きな人に見えます。 基本的には好きです。あれはファンクラブの配信がもとになっているので、楽しんでやれることを好きに話している感じです。無理して何かをするより、意味わかんないけど楽しそうだなという方が、ハタから見て幸せなんじゃないかと思うので。70回を超えましたが、続けるうちに話す鍛錬にもなった気がします。本当は局でラジオをやりたいんですけどね。 ――ぜひ、やっていただきたいです! 千葉さんは聞き上手でもあるので、お酒を飲みながら話しているような気分になってしまいました。 本当ですか? スナックでも開こうかな(笑)。 ――(笑)。俳優デビューして今年で15周年。転機はありましたか? ないです。なにごとも積み重ねと思って生きています。 ――今後、やってみたいことは? そうですね……スナックと花魁道中にしておきます(笑)。 千葉雄大(ちば・ゆうだい) 1989年生まれ、宮城県出身。2010年『天装戦隊ゴセイジャー』で俳優デビュー。近年の主な出演作に映画『子供はわかってあげない』(21年)、『もっと超越した所へ。』(22年)、ドラマ『いいね! 光源氏くん シーズン1、2』(20、21年 NHK)、『星降る夜に』(23年 テレビ朝日)、『アンメット ある脳外科医の日記』(24年 関西テレビ)、舞台COCOON PRODUCTION2022+CUBE 25th PRESENTS,2022『世界は笑う』(22年)、KAAT神奈川芸術劇場『ジャズ大名』(23年)など。WOWOW『アクターズ・ショート・フィルム2』にて『あんた』、『アクターズ・ショート・フィルム4』にて『ハルモニア』を脚本・監督した。映画『スマホを落としただけなのに~最終章~ファイナル ハッキング ゲーム』が11月1日に公開。
黒瀬朋子