夜空に冬告げる光 奈良県・桜井駅前でイルミネーション点灯 3万個のLED電飾で彩る
本格的な冬の到来を告げる桜井駅前(奈良県桜井市桜井)のイルミネーション点灯が、南北ロータリーで行われている。駅北側の古墳オブジェと、南側の鉄柱を幹に見立てた人工ツリーに計約3万個のLED電飾が付き、ピンクやブルー、イエローなどカラフルに輝く。来年1月26日午前6時半まで。 [写真]イルミネーションで彩られた駅南側のツリー=22日、桜井市桜井
イルミネーションは「きらびやかで、愛されるまちにしたい」と願いを込めて市商工会青年部が続ける恒例行事で今年26回目。古墳オブジェは、同市箸中の前方後円墳「箸墓(はしはか)古墳」(全長約280メートル)が一部の研究者から中国の歴史書「魏志倭人伝」に登場する「卑弥呼」の墓ではないかといわれていることから、市が魅力をPRしようと14年度事業で造った。 点灯式で堀本和希青年部長(38)は「たくさんの人に駅前を憩いの場として使ってほしい」とあいさつ。 近くの育成幼稚園の園児と卒園児が「にじ」などを歌い、県立商業高校吹奏楽部の生徒らがクリスマス・ディスコ・キャロルなどを演奏し花を添えた。 イルミネーションの点灯は午前5時半~同6時半、午後5時~午前0時半。