【速報】乳児に誤って強酸性の薬剤飲ませた准看護師、うそ報告で治療に支障
滋賀県の近江八幡市立総合医療センターは29日、今年3月に乳児に誤って強酸性の薬剤を飲ませてやけどを負わせ、業務上過失傷害罪で罰金30万円の略式命令を受けた50代の女性准看護師を停職1カ月の懲戒処分にした。准看護師は同日付で依願退職した。 【写真】近江八幡市立総合医療センター 管理監督責任として、看護部の40代の外来看護長は同日付で文書訓告とした。 同センターによると、誤投与の2日後の聞き取りに対し、准看護師は「水で薄めて飲ませた」などとうその報告をし、治療などの初期対応に支障を生じさせていたという。 処分を発表した川端啓司事務長は「市民、患者の信頼を損なうこととなり、深くおわびする」と陳謝した。再発防止策として、塗り薬と飲み薬を保管場所や容器の表示で区別し、複数の看護師で確認する体制を徹底するとした。 准看護師は3月11日、聴力検査で耳鼻咽喉科を受診した当時生後6カ月未満の乳児に鎮静剤の飲み薬と間違えて、いぼ治療に使う強酸性の塗り薬を飲ませ、口の中やあごに10日間の入院を要するやけどを負わせた。