橋桁の低さは淡路島一? 高さ1.4m超える車は通れず、なぜこうなった?
また1人、体をかがめてどうにか通り過ぎていった。兵庫県洲本市本町8、千草川の堤防東側にその橋は架かる。橋の下には幅約4メートルの道が交差している。桁下は周辺の橋と比べるとかなり低く、高さ1・4メートルを超える車は通れない。どうしてこうなった。 【写真】唯一の出入り口なのに…住宅地の橋が突然封鎖 実は私有物「買い取るか、通行料を」 同市用地課によると、橋は約50年前に市が整備したという。「生活道路を残すためだったのでは」と担当者。見れば、橋の下の道は長さ130メートルほどで、何軒かの住宅の入り口に面している。 橋を堤防に向かって渡ると、その先に川を越える紺屋橋がある。地形に合わせて東から紺屋橋に向かう道を造る際、住民が家に出入りする道を残そうと、この高さの橋が必要になったのでは-。 今となっては、詳細は不明。でも古びた橋は、今日も地域の暮らしを支える。(荻野俊太郎)